雑誌のスキャン
ここでは、漫画雑誌ではない、雑誌のスキャンの設定を紹介します。
漫画雑誌の場合は『漫画(白黒)のスキャン』をご確認ください。
雑誌の注意点は、紙質によっては紙の送り出しが困難なことがある点です。そうしたものをスキャンする場合には、若干手間がかかります。
出力設定
「ファイル名」はお好みで。
「ファイル形式」はPDFに。詳細設定で詳細を選択できます。特に意識しないのであれば、そのままにしましょう。
「保存場所」はお好みで。普段使っていない容量が余ったパーテーションやハードディスクドライブがあれば、そちらを設定すると良いでしょう。良く分からない場合は「ピクチャフォルダに保存する」をチェックしましょう。
スキャナの設定
スキャナの設定は、下の方の「詳細設定ダイアログボックスを使う」にチェックし、その後右側の「開く」を選びます。これで詳細に設定が可能になります。
基本
「ユーザー設定」は不要です。同じ内容を他の設定時に使うようでしたら、設定後に登録を選んでおきましょう。
「モード」は「24ビットカラー」にします。
「用紙サイズ」は「自動検知」にします。サイズが決まっている場合には、「領域」でサイズ設定をすると良いでしょう。
「解像度」は「600dpi」や「300dpi」にします。みられるだけでよいのでしたら「300dpi」に、完璧に保存したい場合は「600dpi」に設定しましょう。雑誌でしたら、たいていは情報目的が多いため、読むことに重視した「300dpi」をお薦めします。
「読み取り面」は「両面」にします。
「斜行補正」はチェックしなくてかまいません。
「モアレ除去」はお好みで設定しましょう。数を多くスキャンする場合は、チェックしない方が早くスキャンすることが可能です。
「スキャンオプション」は「先読みスキャン」にします。
「領域」は「マージン」を「-0.1cm」にします。用紙サイズが確定している場合は「用紙サイズ」→「カスタム」で設定していきましょう。雑誌の切り方によって用意サイズが変わるため、自らで用意サイズを設定することをお薦めします。基本は「自動検知」で対応可能なため、無理に設定する必要はありません。「自動検知」がうまくいかないときに設定しましょう。
明るさ
「明るさ」は「103」に設定します。メモリを一つ左にずらしましょう。あまり明るいと、薄い色が抜け落ちてしまいます。そのことに対する対応となります。
この場所以外は基本的に設定変更不要です。
画像処理
「エッジ強調」は「シャープ」になるように右側にゲージを移動させます。
「文字方向検知」はチェックしないようにします。イラストのみのページなどがある場合、一部だけ自動で変更されず、後々個別に変更する必要が出てきます。少なくとも、当サイトで紹介する方法であれば、ここはチェックせずにいましょう。
「裏映り/地色除去」はチェックします。ただし、薄い色を使っている表紙などをスキャンするときはチェックを外す必要があります。ただ、紙自体が薄い場合、裏映りする可能性もありますので、その時は完璧にスキャンするのを諦めてチェックをするようにしましょう。
この他は基本的に設定不要です。
その他
「継続モード」はチェックします。何回かに分けて紙をセットするときに必要になります。何回かに分ける必要が無い時も設定しておいて問題のない部分です。
「長さで検知」はチェックします。
「超音波で検知」はチェックします。ただし、二枚紙が重なっているようなものをスキャンするときは外します。
「給紙オプション」は「パネルで給紙」を選びます。紙が無くなるとスキャンが一時中断されますが、再度紙をセットし、スタートボタンを押すとスキャンの継続が可能になります。「自動給紙」も同じような機能ですが、紙を整えてからスタートボタンを押した方が良いため、こちらを選びましょう。
この他の設定は基本的に不要です。
ボタン割り付け
頻繁に使うボタンであれば、お好みのボタンに割り付けましょう。スキャナの右下のボタンに設定されます。