本の自炊のメリット、デメリット

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電子書籍化(自炊)することのメリットとデメリットを紹介していきます。これらを確認の上、電子書籍化をするかどうかお決めください。

メリット

主なメリットは下記になります。

本をいつでも気軽に持ち運ぶことができる

電子書籍化することで、多くの本を事実上持ち運ぶことが可能になります。

iPod touchなどの軽量の携帯型端末に入れておくことで、いつでも気軽に本を読むことができます。

本棚にものが溢れることがない

本棚の本をスキャンしていくことで、本を減らしていくことが可能です。

捨てられない本を捨てられるようになる

いつか読むのではということで手元に残し続けている本をスキャンして電子書籍化することで、その本を捨てることが可能になります。

いつか読むかも、という本をスキャンして手元からなくしておくと、安心とスペースが得られます。

部屋や押し入れを広く使うことができる

本棚と同じ考え方ですが、漫画や書籍を電子書籍化することで、本を減らしていくことができます。

これにより、部屋や押し入れなどに入れていた本を捨てることが出来、結果として置いていたスペースが空くことになります。

検索して情報を見つけることも可能

pdfファイル化すると、文字情報も取得してくれるため、後ほどpdfファイルを開き、検索すると該当する場所を見つけることが可能になります。

OCRという機能により、検索が可能になります。

仮に、googleデスクトップなどで該当するpdfも対象になっていれば、pdfファイルを開かなくても検索対象となります。

学術的な利用をする人にも適した仕組みです。

デメリット

漫画コミックや書籍を電子書籍化することのデメリットを紹介していきます。

分解する必要がある

漫画コミックや書籍を分解する必要が出てきます。

このため、本そのものを所有しておきたいという人には向きません。あくまで中に書かれているコンテンツに興味がある人中心となります。

作業時間がかかる

電子書籍化するにあたり、そのための作業時間がかかります。

作業時間は電子書籍化する分量や、どれくらい綺麗に保存しておきたいかという設定などにも影響します。

スキャナーやパソコンの性能にもよりますが、小説などのテキスト中心のものであれば、1冊につき5分程度、カラーのある漫画コミックスなどは10分以上かかります。

スキャナーで読み込んでいる間は、別のことをすることもできますので、他の本を読んだりゲームをプレイしたり、時間のつぶし方をうまく行うと良いかと思われます。

完璧を目指す人

特に漫画コミックスの場合、絵が多いこともあり、綺麗に保存しておきたい方が多いと思います。

綺麗さを目指すほど、作業が複雑になり、気楽に電子書籍化するのが困難になります。

どうしても、本を分解する関係上、綺麗に切らなければいけない、データにゴミがある場合は取り除かなければいけないなど、作業に対する慎重さや工程が増えてしまいます。

この辺りにあまりにも神経質な方ですと、時間と効果とのバランスが悪くなる可能性があります。

本の原本を取っておきたい人で、2冊買いが困難な人

漫画コミックや書籍を電子書籍化する際に、分解する必要性が出てきます。

手元に完全なままで残しておきたい、でも電子書籍化したい場合は、本を2冊買う必要があります。

手元に置いておきたい人で、本の2冊買いが困難な方は電子書籍化せず、1冊を大事に保存しておくことを検討した方が良いかもしれません。

パソコンや携帯端末で見たくない

パソコンや携帯端末で見ると目が疲れるという人にはお薦めできません。

また、寝転がりながら見たいという場合も同様です。携帯端末でしたら寝転がりながら見られますが、寝てしまった後に体の下に入ってしまい、潰してしまうなどの可能性がありえます。

一度本を読み、そのあと継続して読まないような本を電子書籍化するなど、工夫が必要です。

本を折り込んだり書き込みできない

本を折り込んで重要な場所をマーキングしたり、気がついたことを本で書き込むことが出来なくなります。

折り込んだあとも、元に戻してスキャンすることはできますので、ある程度内容を把握した本をスキャン化するなど工夫が必要です。

書き込みした状態でもスキャンそのものは可能ですので、もう書き込むことがないような本をスキャンするということは可能です。

なお、pdfファイルには「しおり」をつける機能があります。また、文章検索も可能ですので、こうしたものをうまく活用すれば、上述の行為の代わりとすることが可能です。

スキャン中はパソコンの使用が不可

基本的にスキャン中はパソコンの使用が出来ないと思った方が良いでしょう。

動かそうと思えば動きますが、スキャンするのにパソコンの性能の多くを活用しているため、動作が重くなってしまいます。

よほど高性能なパソコンでない限り、スキャンするときはパソコンを使用できないものと考えておきましょう。

もちろん、スキャンを一時中断することは可能です。

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