ScanSnap SV600の設定方法
ScanSnap SV600の設定方法を紹介します。
多くの項目が「ScanSnap iX500」と同じですので、「ScanSnap SV600」で登場した新しい設定のみを紹介します。その他の項目は『ScanSnap iX500の設定方法』をご確認ください。
主に行うこととして、次のものが挙げられます。
- ScanSnap Managerをインストール
- ScanSnap SV600の設置
- スキャンする際の設定
初期の設定に関しては同梱されている用紙などに記載されています。基本はその指示に従って設定していきます。
注意点なども含め、いくつかに分けて紹介していきます。
ScanSnap Managerをインストール
まず初めに、ScanSnap Managerをインストールします。
他にもいろいろなソフトが同梱されていますが、スキャンするだけでしたらこのScanSnap Managerだけで問題ありません。
後は「Adobe Acrobat Standard」を用いてファイルの調整が可能です。
他の同梱されているファイル管理ソフトを使うと、将来的にソフトの提供が無くなるなどの心配もあります。このため、ファイルの管理に関しては、通常のフォルダなどから行うとよいでしょう。
もし、すでに「ScanSnap iX500」を使用している場合でも、新たにインストールする必要があります。その際に設定などが変更されますので、現状の設定内容を事前にメモを取るなどした後に、ソフトのインストールをしましょう。
インストールが終わったら、最新のソフトにアップデートします。これにより、いくつかの不具合が解消されます。
アップデートの方法は、右下などのアイコンに表示されているScanSnap Managerのマークを右クリックし、「ヘルプ」→「オンラインアップデート」を選択すると自動的にアップデートしてくれます。
右クリックするとメニューが表示されます。すでに「ScanSnap Manager」が立ち上がっているときには表示できませんので、その際は「ScanSnap Manager」を一度終了させましょう。
アップデート完了後にバージョンの情報を確認すると、数字などが変化します。今のバージョンと同じ数字になっているか確認しましょう。
「ヘルプ」→「ScanSnap Managerについて」を選択すると「バージョン情報」が表示されます。
インストール後に「ScanSnap Manager」を立ち上げると、「ScanSnap iX500」の際にはなかった右上部分に「装置の選択」が登場します。スキャンする際に、使う方の装置を設定しましょう。
ScanSnap SV600の設置
ScanSnap SV600を設置します。最後に黒いシートをテーブルに敷く必要があるため、広い場所を確保しましょう。
詳細は取扱説明書に書いてある通りです。特に注意点はありません。
スキャン部分にテープが張られていますので、そのテープをはがすのを忘れずに。これを外さないと、スキャン部分が動きません。
パソコンに接続したら、一度スキャンできるか試してみましょう。このあたりも取扱説明書に書いてあります。スキャンできない場合は問題が発生している可能性があります。注意書きなどを読みつつ、対応しましょう。
先の「ScanSnap Manager」のアップデートをしていないと問題が発生する可能性が高まりますので、アップデートは忘れずに。
また、「ScanSnap iX500」をパソコンに接続しているとエラーが出ることもありますので、エラーが出た場合には外してから試してみましょう。
他にもエラーが出た場合は、オフィシャルサイトなどで情報の収集をしましょう。
ScanSnap SV600の設定
続いて、ScanSnap SV600の設定を行います。
設定の細かい内容は『ScanSnap iX500の設定方法』で書いてあります。
ここでは「ScanSnap SV600」で新たに設定する必要のあるものを取り上げます。
読み取りモードオプション 読み取り
ページをめくるなどの作業時間を考慮した設定をします。
まず、「読み取りモード」の右下にある「オプション」を選択します。
「読み取りモードオプション」が表示されます。
この場所を設定しないのであれば、ページをめくるたびにscanボタンを押す必要が出てきます。多く押せば、それだけボタンの不具合が発生しやすくなりますので、余裕を持った時間設定をここでしておきましょう。
読み取りモードオプション 画質
基本の設定は『ScanSnap iX500の設定方法』と同じです。
追加された項目を確認します。
上述の「読み取りモードオプション 読み取り」と同じく、「読み取りモード」→「オプション」を選択し、「読み取りモードオプション」の「画質」を選びます。
SV600では「蛍光灯のちらつきを軽減します」の選択肢が登場しています。チェック無しとチェック有りの2回を自らで試してみて、どういうファイルに出来上がるか確認の上、設定をするかどうか決めましょう。
これはスキャンを利用する場所の状況によって大きく変わるため、各自で試す必要があります。
見開き現行の保存オプション
見開きページに関する設定です。
まず、「原稿」→「読み取る原稿の選択」を選びます。スキャンする本や用紙などの形態に応じて選びます。もし、スキャンするたびに違う形状のものをスキャンするのでしたら、「後から選択する」を選びます。
続いて、「見開き原稿の保存オプション」の設定を行います。「原稿」→「オプション」を選択しましょう。
見開きページの本をスキャンしたときに、右のページと左のページを合わせて1つの画像とするのか、それとも分割するのかの設定です。
分割するのであれば、どちらが最初のページか設定します。
見開きで1つのページとなるような構成の本であれば「1ページで保存する」を、そうでない書籍等であれば左右別ページとして保存を選びましょう。
終わりに
以上が「ScanSnap SV600」で登場した項目でチェックすべき点です。
自らの環境によって大きく変わるため、これといった例を紹介できませんが、各自でどういったファイルにしたいのかを考え、そして試し、決めましょう。