本の裁断の方法

twitter LINE はてなブックマーク

ここでは裁断の方法を紹介します。

複数のやり方がありますが、お好みに合わせてお選びください。

裁断機を使用する

裁断機は複数種類販売されていますが、ここでは「PK-513L(プラス)」を使用した方法を紹介します。プラス、というのはこの型番の裁断機を販売している会社名です。

本の本体部分とカバー部分とに分けて紹介します。

本体部分

まず、カバーをはずします。

次にハードカバーなどの場合は、ハードカバー部分も本の本体から取り外します。

本体部分がそのまま裁断機に入るようでしたら、そのままセットします。入らないようでしたら、本を分割します。

カッターを用いて裁断機に収まるサイズになるように分割します。カッターを本の上の方につけ、そのまま下に引きます。切りやすい場所をうまく見つけるのがポイントとなります。

分割回数分行い、順番がわからなくならないように置いておきます。

続いて、分割した本を裁断機に置きます。

どのくらいの幅を切るかは、各自の判断となります。あまりにも切らないでいると、糊が残ってしまい、後でスキャンするときに何度も作業が止まってしまいます。

逆に切りすぎると、中央部分が読めなくなる可能性があります。小説などではあまり問題になりませんが、漫画の見開きや、中のほうにまで文字が書かれている場合などは、その部分が切り取られる可能性があります。

このあたりは人それぞれ受け止め方が変わると思いますので、各自の判断で切り取る個所を決定しましょう。

裁断した時の切り口は、ページによって違いが出てきます。

この違いをできるだけ減らしたい場合は、分割を多めにして裁断機にかけた方がよいでしょう。各ページの切り口が多少なりとも均一化されます。

このほか、本の大きさが同じものであれば、基準を自ら作っておくとよいでしょう。

例:A5サイズなら14.4cmにメモリが合うように設定

本体部分すべて裁断し終えたら、ページ順にしっかりと並べます。

続いてカバー部分の用意をします。

カバー部分

カバー部分は、カッターで切り取ります。

カッターマットを下に敷き、カッターで切ります。

表紙部分と背表紙の間を、そして表と裏の折り返し部分をそれぞれ切ります。

切らずにひとまとめにスキャンすることも可能ですので、どちらがよいかは各自判断しましょう。ただし、その際はスキャナの設定を変更する必要があります。

ハードカバーなどの部分は、今回紹介する送り込み式のシートフィードスキャナでは読み取ることができませんので、スキャンの対象外にします。こちらもスキャンしたい場合はフラットベッドスキャナで対応しましょう。

どうしてもスキャンしたい場合は、別途フラットベッドスキャナも購入する必要があります。

不要なページを取り除く

スキャンする必要のないページなどは取り除いておきましょう。

遊び紙や表紙についている紙などを取り除きます。また、後表紙なども不要であれば取り除きましょう。

表紙についている紙とは、下記の写真のようなものを指します。

これは多少汚くなっても構いませんので、そのまま手で取り除きましょう。

ついていた紙は処分します。表紙の方はスキャン後、その背面の紙が付いていた方をパソコンの操作で削除します。そのため、見た目に問題があるように感じても気にせずにいましょう。

ハードカバーの裁断

まず、表紙と裏表紙の部分のハードカバーを切り取ります。ハードカバーといえども、カッターで切ることが可能です。

手を怪我しないように、また、本体部分を切らないように注意しつつ切り取っていきます。

分割した後、ハードカバー部分は処分します。

あとは、本体部分を分割して終了です。分割する際にハードカバーの背の部分が邪魔になるかもしれませんので手作業で取り除いていきましょう。分割時は怪我しないように注意しましょう。背の部分の見栄えは良くありませんが、裁断機で切るため、綺麗にする必要はありません。

カッターのみを使用する

カッターと金属定規を用いて本を裁断していき、スキャンする方法です。

こちらは本の背表紙側の適当な位置にカッターを当て、そしてカッターで切っていきます。

勢いをつけて手を切らないように注意してください。

何度もカッターを入れていくため、かなり手に負担がかかります。

ちょっとした雑誌などを切るようでしたら問題ありませんが、あまりにも冊数が多いものを手作業でやるのはお薦めできません。

上記動画はYoutubeにて掲載されている第三者が公開した動画です。

ドキュメントスキャナです。ネット上では使っている人が多い機種です。書籍や漫画を裁断してスキャンする際にはこの機種を選びましょう。2018年発売の最新機種。

紙を一気に切ってくれる裁断機です。あまり太くない本であれば、本をカッターで分割しなくても裁断可能です。 本を切る時間を大幅に短縮してくれます。