スキャナ「imageFORMULA」と「ScanSnap」の比較

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ここでは、Canonより発売されている「imageFORMULA DR-2510C」と、富士通から発売されている「ScanSnap S1500」と、2つのスキャナの性能などを比べてみたいと思います。

実際に使ってみたことを元に紹介しています。

総論

当サイトではCanonの「imageFORMULA DR-2510C」をお薦めしておきたいと思います。いろいろな機能を考えると、Canonの方が使いやすく感じます。

ネット上では富士通の「ScanSnap S1500」が人気ですが、Canonも十分に選択肢に入るものと思っていただけたらと思います。

人気

インターネット上での人気は、富士通の「ScanSnap S1500」の方が上です。個人で電子書籍化するのは、これしかない、というくらい、この「ScanSnap S1500」しか紹介されていません。

人気があるということは、情報が集めやすい事に直結します。

わからないことがあったら、人に聞いて教えてもらいやすいですし、インターネット上で情報を集めようとすれば、すぐに情報が見つかると思います。

価格

実売価格で見ると、Canonの「imageFORMULA DR-2510C」の方が安くなっています。数千円程度の差ではありますが、気楽に買いやすいという点ではCanonの方がお薦めです。

設定

いろいろな設定が出来るという点ではCanonの「imageFORMULA DR-2510C」の方が上となっています。より細かい設定をすることで、お好みの電子書籍が出来上がると思います。

ただ、設定が多いという事は、難しいということに直結します。細かい情報は当サイトでも紹介していますので、ご参考ください。

簡単スキャンモードは両方の機種にあります。

ボタン数

Canonの「imageFORMULA DR-2510C」はボタンが3つ用意されています。このため、設定をいちいちパソコン上で変更することなく、事前に設定した3つの設定をスキャナのボタンで対応する事が可能です。

たとえば、漫画用、書籍用、カラー用といった具合に分けておくことで、スキャナのボタンですぐにスキャンができます。

富士通の「ScanSnap S1500」はボタンが1つしかありませんので、細かい使い分けはパソコン上で設定を変更して行う必要があります。ただし、ボタンそのものが大きいため、ボタンを押しやすいという点は利点といえるかもしれません。

給紙

どちらも一度に置いておける紙の量は変わりません。そうした意味では、どちらでも同じ性能と言えます。

ただ、富士通の「ScanSnap S1500」は、最後の一枚を読み取るときに、少し斜めに紙が吸い込まれる傾向にあります。このため、最後の1枚の後ろに予備紙を置いておくといった対応が必要になります。

Canonの「imageFORMULA DR-2510C」はそうした問題がありませんでしたので、給紙に関してはCanonの「imageFORMULA DR-2510C」をお薦めしたいと思います。

読み込みスピード

読み込みスピードは設定によって大きく変わります。

中レベルの画質の設定であれば富士通の「ScanSnap S1500」が上です。低レベルの画質の設定であればCanonの「imageFORMULA DR-2510C」の方が早いようです。

ただ、単に読み取りのスピードを比べると上記のようになりますが、それ以外に文字読み取り機能などを考慮すると、また違った条件になります。

書籍の文字を読み取り、検索で引っかかるようにする機能が両方にありますが、Canonの「imageFORMULA DR-2510C」はスキャンと同時に読み取りが行われ、富士通の「ScanSnap S1500」は一度すべての画像を読み取った後に文字情報を新たに読み取るようになっています。

このため、書籍に関しては、トータルの時間で考えると、あまり変わらないかもしれません。

スキャンした画像を見ながら出来るかどうか

富士通の「ScanSnap S1500」は、スキャン中には画像が表示されません。

一方、Canonの「imageFORMULA DR-2510C」は、スキャン中でも画像がパソコンモニター上で表示されるため、ちゃんとスキャンされているかどうかの確認が可能です。

画像が随時新しいものに切り替わっていくため、その都度細かくチェックはできませんが、明らかに読み取りがおかしいような時は、その画面で判断が出来、途中で止めてやり直すなどが可能です。

この確認が出来るかどうかという点で考えると、Canonの「imageFORMULA DR-2510C」の方が良いと思われます。

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